年末の大掃除、PCの中身は「ゴミ屋敷」のままですか?「デスクトップのアイコン数」でわかるDX適性度
こんにちは、上野です。 いよいよ年の瀬ですね。工場の現場では機械のメンテナンスを、オフィスではデスクの拭き掃除をし終わった頃でしょうか。
さて、物理的な机の上はきれいになったとして…… あなたのパソコンの「デスクトップ画面」は、どうなっていますか?
- 画面の半分がアイコンで埋まっている。
- 「とりあえず保存」という名前のフォルダがある。
- 見積書_最新.xlsx と 見積書_最新_final.xlsx が並んでいる。
そのデスクトップの状態こそが、あなたの会社のDXが進まない最大の原因かもしれません。
今回は、来年を「探さない1年」にするための、デジタルの大掃除についてお話しします。
1. デスクトップは「作業台」であり「倉庫」ではない
製造業の現場には「5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)」という言葉があります。 道具が出しっぱなしの作業台では、良い製品は作れませんし、事故が起きます。
パソコンのデスクトップも全く同じです。 あれは「作業台(ワークスペース)」であって、「倉庫(ストレージ)」ではありません。
「探す時間」は人生の浪費
ある調査によると、ビジネスマンが「ファイルを探す」のに費やしている時間は、年間約150時間(1日平均30分以上)と言われています。 (参考:IDC: The Knowledge Worker’s Day ※一般的な調査データに基づく)
デスクトップにファイルを置きっぱなしにする人は、毎日「あれ、どこだっけ?」とアイコンの海を彷徨っています。 これは、散らかった工場の床に部品をばら撒いているのと同じです。そんな状態で「生産性向上」や「DX」なんて、土台無理な話なのです。
2. 「とりあえず保存」が会社を滅ぼす
なぜ、デスクトップは汚れるのでしょうか? 最大の犯人は、人間の「後でやろう」という心理です。
- 「とりあえずデスクトップに保存しておこう」
- 「分類は後で考えよう」
この「とりあえず」が積み重なり、どれが最新版かわからないカオスが生まれます。 この「場所を決めない運用」が、先祖返り(古いデータを修正してしまうミス)や、データ消失事故を引き起こします。
「最新」「最終」「本当の最終」といったファイル名が並んでいるデスクトップは、「私は意思決定を先送りにしています」という看板を掲げているようなものです。
3. 今すぐできる「デジタル大掃除」3ステップ
来年、ロケットスタートを切るために、仕事納めの日には以下の3つを実行してください。
ステップ①:デスクトップのアイコンを「全消し」する
勇気がいりますが、まずは壁紙が見える状態にしてください。 どうしても消せないファイルがあるなら、「OLD_2025」というフォルダを1つ作って、全部そこに放り込んでください。 これだけで思考ノイズが劇的に減ります。
ステップ②:ショートカットキーを覚える
「よく使うアプリだから」とデスクトップにショートカットを置くのはやめましょう。 Windowsならタスクバーにピン留めするか、Winキー を押して検索すれば0.5秒で起動します。マウスでアイコンを探してダブルクリックしている時間は、チリも積もれば山となります。
ステップ③:「クラウド」を定位置にする
これが最も重要です。 ファイルをローカル(自分のPC)に置くから、散らかるし、誰とも共有できないのです。
「Box」や、「グーグルクラウド」などのクラウドストレージを導入すれば、デスクトップに保存する必要自体がなくなります。 「保存=共有」という環境を作れば、自分だけでなくチーム全体の「探す時間」をゼロにできます。
4. 結論:来年の抱負は「探さない」
デスクトップがきれいな人は、仕事が速い。 これは私の経験則ですが、ほぼ間違いありません。彼らは「探す」という無駄な時間を排除し、「考える」という本質的な時間にリソースを使っているからです。
DX(デジタルトランスフォーメーション)というと、AIや自動化のような派手なものを想像しがちです。 しかし、その第一歩は「情報の整理整頓」です。
年末の大掃除。 机を拭いたその雑巾を置いたら、次はマウスを握って、画面の中のゴミ屋敷を片付けましょう。 それだけで、来年のあなたの生産性は劇的に変わるはずです。
もし、「個人の掃除では追いつかないほど、会社全体のデータが散らかっている」とお悩みであれば、KSPにご相談ください。 Boxを使った「二度と散らからない仕組み」をご提案します。
それでは、良いお年を。
私は、製造現場の「もったいない」を知るSEとして、その「めんどくさい」に隠された「お宝データ」を発掘し、仕組み化するお手伝いをしています。
「ウチも同じ問題を抱えている」 「何から手をつければいいか、一緒に考えてほしい」
そうお考えの経営者様、ご担当者様。 まずは、あなたの現場の「めんどくさい」を、私に聞かせていただけませんか。
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