低コストで始める業務連携「n8n」入門

 「販売管理システムに売上が立ったら、自動で会計ソフトにも入力したい」「フォームに問い合わせが来たら、CRMに自動で登録したい」…

 そんな、日々の面倒な「繰り返し作業(手作業)」に追われていませんか?

 この記事では、プログラミング不要で様々なツールを連携できる「n8n(エヌ・エイト・エヌ)」というツールを紹介します。n8nはオープンソースで提供されており、自社サーバーで運用できるため、他の連携ツール(ZapierやMakeなど)と比べて、月額費用を劇的に抑えられる「低コスト」な業務自動化の切り札です。

n8nとは?自動化の「司令塔」

 n8nは、様々なWebサービス(販売管理、会計ソフト、CRM、メールなど)を、「ノード」と呼ばれるブロックで繋ぎ合わせることで動きます。

 プログラミング不要で、「A(例:フォーム入力)が起きたら、B(例:CRMに登録)を実行し、次にC(例:メール送信)を実行する」といった、一連の作業(ワークフロー自動化する「司令塔」のようなツールです。

n8nでは、このようにブロック(ノード)を繋げるだけで、複雑な自動化(ワークフロー)を構築できます。※イメージです

n8nを選ぶ最大のメリット:「低コスト」の理由

 n8nを選ぶ最大の理由は、その圧倒的な「低コスト」運用が可能になる点です。

 多くの連携ツール(SaaS)が、自動化の「実行回数」や「連携先の数」に応じて月額数万円の費用がかかるのに対し、n8nはオープンソースです。

 これは、n8nのプログラム自体は無料で提供されており、自社のサーバーや安価なクラウド環境に設置(セルフホスト)して運用できることを意味します。そのため、月額のライセンス費用をほぼゼロに抑えつつ、強力な自動化ワークフローを実行できるのです。

中小企業での具体的な活用例

 n8nの強みは、販売管理システムのような既存の「社内システム」と、様々な「クラウドサービス(SaaS)」を自由に連携できる点にあります。

 例えば、こんな「面倒な手作業」を自動化できます。

活用例①:販売管理と会計ソフトの自動連携

 販売管理システムで「売上」が計上された瞬間に、n8nがそれを検知。必要なデータを自動で会計ソフト(例:freee, マネーフォワード)の形式に変換し、仕訳データとして登録します。これにより、月末の面倒な転記作業と入力ミスゼロにします。

活用例②:WebフォームとCRMの自動連携

 Webサイトの「お問い合わせフォーム」や「資料請求フォーム」に新しい入力があったら、n8nが即座に反応。入力された会社名や担当者名を、自動でCRM(例:Kintone, Salesforce)の顧客リストに登録し、同時営業担当者へ「新規リード獲得!」と通知を送ります。

「手作業」から解放され、会社を強くする第一歩へ

 n8nのような自動化ツールを導入することは、単に「面倒な手作業」を減らすだけが目的ではありません。

 これまで手作業に追われていた担当者や「偶発的IT担当者」が、これらのツールを使いこなし、自ら業務改善を仕掛けていく。これこそが、会社のDXを推進する「攻める情シス」 へと成長する第一歩です。

 まずは、あなたの会社の「あの面倒な作業」から、自動化を検討してみませんか?

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